ファサード |
建物の正面のこと。また、建物の外観を構成する主要な立面をもいう。 |
ファンコンベクター |
温風器のこと。キッチンユニットの下部に取り付けられた足元温風器を「足元ファンコンベクター」ともいう。 |
フィックス窓 |
採光だけを目的とする窓で、開閉できないもの。玄関ホールの吹抜け部分などによく使われる。 |
風致地区 |
地域地区の一つ。都市の自然のありさまを保存し維持するために、自然の美しさをそこなう行為などを規制している地域。 |
フーチング |
建物の基礎にかかる荷重を分散するため、基部を幅広くしたもの。 |
フォルム |
形、形態のこと。 |
吹付けタイル |
タイルのような光沢のある仕上がりにする、樹脂系の吹付け材のこと。ひび割れしにくく、水洗いもできる。 |
吹抜け |
2階以上の建物で、階をまたがって上下に連続している空間のこと。玄関やリビング、階段部に吹抜けを設けることが多い。 |
輻射暖房(ふくしゃだんぼう) |
床や天井を加熱し、そこからまわりへ放射することによって伝わる熱(輻射熱)によって快適な暖かさを得られる暖房のこと。部屋全体が暖まり、室温の上下差が少ない。床暖房も輻射暖房の一つ。 |
複層ガラス |
複数の板ガラスの間を密封した、断熱・遮音に効果的な窓ガラスのこと。ペアガラスともいう。断熱性が高く、結露の防止にも役立つ。 |
復代理人 |
売主から代理権を得た代理人(不動産会社など)から、さらに専任された代理人のこと。復代理人は代理人と同じ代理権を持ち、売主に代わって住宅等を販売することができる。 |
袋地(ふくろじ)・準袋地(じゅんふくろじ) |
他の土地に囲まれ、私道によって公道に通じている敷地を「袋地」、池や沼、河川、海洋を利用しないと他の土地に通じないか、崖岸があって土地と公の道路との間に著しい高低差がある土地を「準袋地」という。「無道路地」ともいう。このような土地の所有者は、公の道路に出るために他人の土地を通行できる権利(「囲繞地通行権」(いにょうちつうこうけん))を持っている。 |
普通借地権 |
平成4年8月1日に施行された新借地借家法で改正された借地権の一つ。契約更新のない「定期借地権」に対して、賃貸借契約の期限がきても、地主の側に土地を返してもらう正当の事由がなければ、借地人が望む限り自動的に借地契約は更新されるというもの。借地権の存続期間を当初30年とし、更新すると第1回目のみ20年、以後10年とする。また、契約終了時に、地主に建物の買い取りを請求することもできる。 |
不動産鑑定評価 |
不動産鑑定士・不動産鑑定士補が土地、建物等の所有権または所有権以外の権利の経済的な価値を鑑定し、価格で表示すること。 |
不動産取得税 |
新しく不動産を取得した時に、1回だけかかる地方税のこと。土地・建物の購入、建築、増改築、贈与などが課税の対象となる。マイホームの場合、一定の条件を満たすと軽減措置が受けられる。 |
不動産流通機構 |
宅建業者間で、物件情報を広く交換し、契約の相手方を迅速に見つけるためのシステムとして、平成2年に発足した制度で、国土交通大臣により指定された不動産流通機構。専属専任媒介物件の専任媒介物件は、指定流通機構への物件登録が義務づけられている。近畿圏不動産流通機構など全国にある4つの指定流通機構により、不動産物件情報交換のためのコンピューター・ネットワーク・システム「レインズ」が運営され、これにより、入会審査を受けた全国の不動産会社がネットワークで結ばれている。 |
不同沈下・不等沈下 |
地盤や建物の基礎が場所によって異なる沈下をするために、建物にひびが入ったり、建物が傾いたりすること。主に、基礎の地盤が不均一で不安定だったり、建物の支持地盤の中に柔らかい粘土層があったり、造成の状態が悪かったりするために起きる。 |
踏み面(ふみづら) |
階段で足が乗る平らな部分のこと。建築基準法で15cm以上と定められているが、20cm前後だと上りやすい。 |
ブラケット |
壁などの鉛直面に取り付ける照明器具のこと。補助的な照明として使う。 |
プラスターボード |
焼き石膏に鋸屑(おがくず)やパーライトなどを混ぜて水で練ったものを、厚紙の間で成型した板材料のこと。燃えにくく、施工しやすく、安価なためよく使われる。 |
フリールーム |
室内にある部屋状の収納スペースのこと。不動産広告などで「納戸」と表示してある場合、建築基準法で定められた居室の基準に、採光や通風などの面で当てはまらないことから、納戸とする場合が多い。「サービスルーム」「スペアルーム」「多目的ルーム」「フリールーム」などと表示してある場合も納戸と同義だが、洋室としての内装を施していても居室としての基準を満たしていないことが多い。 |
プレイロット |
マンションの敷地内に設けられた幼児向けの遊び場のこと。砂場やブランコ、すべり台など遊具が設けられていることが多い。子どもに目を配るために母親たちが集まることも多いため、プレイロットの近くにパーゴラ(藤や蔦類をはわせた棚)が設けられたり、ベンチが設置されたりする。 |
プレキャストコンクリート工法 |
〔Precast Concrete工法〕あらかじめ(プレ)、工場で型に入れて形を整えた(キャスト)コンクリートパネルを製造し、現場で組み立てる工法のこと。工期が大幅に短縮される。 |
フレックスウォール |
部屋と部屋の境目が壁ではなく、開閉できる間仕切りになっていること。可動間仕切りを閉めれば部屋が独立し、開ければ広い空間になり、用途に応じて切り替えられる。 |
プレハブ住宅 |
〔Prefabricated House〕工場であらかじめ(プレ)住宅またはその部材を製作(ファブリケーション)しておき、それを現場で組み立てる住宅のこと。主要素材によって、木質系、鉄骨系、コンクリート系などがある。現場で加工・施工する住宅に比べ、品質が均一で生産効率が高く、工期も短縮できる。 |
フローリング |
〔床を仕上げる意〕木質系の床仕上げ用板材の総称。サクラ、ナラ、ブナなど広葉樹がよく使われる。厚さ15〜18cm、幅60〜100cm程度の板材にして敷き詰める。主にLDKや洋室に使われる。掃除がしやすく、カーペットに比べダニの心配が少ないことから人気が高い床材だが、遮音性能が高くないと下階に音が伝わりやすいので注意が必要。フローリングの使用を禁止しているマンションもあるので、入居時やリフォームする時には管理規約を確かめること。 |
不陸(ふろく) |
ふぞろいであること。平らでないこと。「ふりく」ともいう。壁の凹凸、平らでないことなどに使われている。 |
プロムナード |
散歩道、遊歩道のこと。大規模マンションによく見られ、車を気にすることなく、ゆっくりと散策を楽しめる。 |
フロントサービス |
マンションのエントランスや管理棟に、宅配便やクリーニングの受け渡し、コピー機やファックスの設置など各種サービスの窓口として設けられている。管理会社が運営にあたり、管理員がフロントマンを兼ねていることが多い。 |
文教地区 |
都市計画法で定める特別用途地区の一つ。学校・図書館・博物館などの施設が集まっている地域。教育や研究、文化活動をする上で、環境の悪化をもたらす施設を作らないよう規制している。主にパチンコ店、バー、映画館、劇場、モーテルなどの建築を制限していることが多い。 |
分譲中物件 |
すでに分譲を開始している物件のこと。一般的に先着順で申込受付される。 |
分譲予定物件 |
建築確認は下りているが、分譲価格等の詳細が未定の物件のこと。 |
分電盤 |
屋内配線において、幹線と分岐回路との分岐点に設け、スイッチ・ブレーカーなどを取り付けた配電盤のこと。 |
分筆(ぶんぴつ)・合筆 |
土地登記簿上、一筆の土地をいくつかに分割すること。「一筆」とは、土地の単位のことで、登記簿では一筆の土地ごとに一つの用紙を備えることになっている。逆に、数筆の土地を合わせて一筆とすることを「合筆(がっぴつ・ごうひつ)」という。 |