PS |
〔和 Pipe+Space〕建物で、ガス・給排水などの設備用配管類をまとめて納める空間のこと。マンションでパイプスペースが寝室近くにあると、深夜や早朝の排水音が耳ざわりになることもある。パイプスペースの中に電気や水道、ガスなどのメーターを集めたメーターボックスが収められる場合もある。 |
PC工法 |
〔Precast Concrete工法〕あらかじめ(プレ)、工場で型に入れて形を整えた(キャスト)コンクリートパネルを製造し、現場で組み立てる工法のこと。工期が大幅に短縮される。 |
Pタイル |
プラスチック原料で作った床用タイルのこと。一般名称としてはビニールタイル。 |
ヒートポンプ |
低温の物体から高温の物体へ熱を運ぶ装置のこと。冷暖房などに応用。熱ポンプ。場所を取らず、空気を汚さないのが利点。 ただ最近のオゾン層破壊に代表される環境問題で、代替フロンガスや自然冷媒、新しいヒートポンプシステムの研究が進められている。 |
P・P分離 |
Public(LDKや客間など公的な空間)と、Private(寝室や浴室、洗面所など私的な空間)を離して配置した間取りのことで、頭文字をとってこういう。来客時に家族の私的空間を見られない。 |
火打ち材(ひうちざい) |
木造建物で、直交する水平の部材に対して斜めに入れる補強材のこと。「火打ち梁」「火打ち土台」などがある。 |
火打ち梁(ひうちばり) |
梁(はり)と桁(けた)、大梁と小梁など、直交する横架材が変形しないように補強するために、縦方向と横方向の接合部に斜めに入れる部材のこと。 |
日影規制(ひかげきせい・にちえいきせい) |
中高層建築物の高さなどを、隣地に及ぼす日影によって制限する規制のこと。地方公共団体が条例で指定する区域内にある一定の高さ以上の建築物が、冬至の日の午前8時から午後4時まで(北海道のみ9時から3時まで)の間、その場所に一定時間以上続けて影を生じないように建物を計画することを義務付けたもの。建築基準法により1976年(昭和51)創設。 |
光天井(ひかりてんじょう) |
大部分を乳白色のガラスやプラスチック板などの半透明の材料で覆い、その中に照明器具を組み込んだ天井のこと。 |
引き戸 |
左右に引いて開閉する戸のこと。やりど。観音開きの扉に比べ、開放時に必要なスペースが小さくてすむ。台所や洗面室など、狭い部屋の扉として採用されることが多い。最近では、高齢者や車椅子を利用する方でも簡単に開閉できるということで、居室に引き戸を採用したマンションもある。 |
引き渡し |
完成した建築物の所有権を工事請負業者から建築主へ、売買契約が成立した建築物の所有権を売主から買主へ占有を移転すること。 |
ピクチャーウインドウ |
眺望のため、居間などに設ける特に大きな窓のこと。はめ殺し窓の一種で、外の景色を見ることを目的として設置されることから、こう呼ばれる。形は大きな長方形のものから、丸や半円形のものなどさまざま。 |
ピクチャーレール |
額などを吊り下げる金具を掛けるために壁面に取り付けた桟のこと。額長押(がくなげし)。 |
1坪タイプ浴室 |
浴室の広さが1.8m×1.8mのサイズを1坪(約3.3m2)タイプという。1坪タイプ浴室では浴槽もかなり大きくなり、ゆったりしている。 |
ひな壇 |
ひな人形を飾る台のような階段状になった造成地のこと。南に面していると、すべての住宅の日当たりがよくなり、高い位置や角地にある住戸の眺望はよくなる。ただし、傾斜が急になるほど、上り下りがきつくなる。 |
評価額 |
土地や建物にかかる固定資産税評価額とは国が定めた固定資産評価基準に基づいて市町村が決定するもので、固定資産税・都市計画税、不動産取得税や相続税などの計算をするときに使われる。評価額は原則として3年ごとに見直され評価替えが行われる。税額を決める基になる課税額は基本的には固定資産税評価額と同額だが、軽減措置の特例の適用や地価の下落で負担調整がある場合は異なる金額になる。 |
表示登記 |
不動産の現況を明らかにするため、登記簿の表題部になされる登記のこと。土地については、所在地、地番、地目、地積、建物については、所在地、家屋番号、種類、構造、床面積等が表示される。 |
ビルトイン |
「造りつけ式」「組み入れ式」「内蔵式」という意味。収納家具や設備機器が壁等と一体化するように設置されていることを指す。あらかじめ作り付けるスペースを計算してから、建物の構造や内装を決めていくため、機能的で見た目もすっきりする。住宅に組み込んだ車庫を「ビルトイン車庫」という。車庫から玄関脇やキッチンにつながるドアを付けることが多い。 |
広縁(ひろえん) |
幅の広い縁側のこと。座敷に広がりを感じさせ、外の日射を遮るため畳の傷み具合も違ってくる。 |
ピロティ |
〔杭(くい)の意〕建物の二階以上に室を設け、一階は柱を残して吹きさらしにしておく建築様式のこと。また、その脚のような柱。マンションでは住戸を2階以上に作り、1階部分をピロティにしたりする。一戸建て住宅では、玄関を2階部分より奥に引っ込んだ形にすると、ピロティができる。 建築家ル=コルビュジエの提唱。 |